スイッチとコンセント類の交換作業

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コンセプト

新米電気工事士が新米電気工事士へお届けする実践電気工事例です(笑)。電気工事士の資格を取り、家中のスイッチとコンセントを新調したときのメモを残すので、作業の参考になれば幸いです。

※ ここで紹介するスイッチやコンセントの交換作業には電気工事士の資格が必要です(第二種電気工事士試験の受験体験談)。

新旧スイッチ比較

左の3つはパナソニック(松下)製で右の1つだけ東芝製です。

連用取付枠のネジ位置は今も昔もメーカー間でも同じようです。

プレートは横幅が新旧でも同じでした。

1連スイッチ交換

今風になりました。

交換作業は基本的に古い方からケーブルを1本ずつ新しい方に挿していきました(間違い防止)。

それから、古いケーブルだと銅線が黒っぽく変色している物があったので、長さに余裕がある場合は先端の芯線をカットして被覆を剥ぎ直して結線しました。被覆を剥ぎ直したお陰か、スイッチをオンにしてから照明が安定するまでの時間が速くなった気がします。コンセントの場合はオーディオの音が力強くなった気がします。

最初はブレーカーを落として作業した方が良いと思います。

3連スイッチ交換

2列の3連スイッチも交換。

スイッチの種類

照明器具のスイッチが1ヵ所の場合は片切スイッチ、2ヵ所にある場合は3路スイッチが使われているはずです(3ヵ所以上は4路スイッチ)。

写真にあるパナソニックのほたるスイッチは、ボタンの青い方が片切スイッチで、黄色い方が3路スイッチです。うちで採用したのはスイッチオフで緑ランプが点灯、スイッチオンで消灯する暗闇でも分かりやすいタイプです。スイッチオフで緑、スイッチオンで赤色点灯する物もありましたが、単価が倍以上するので却下しました。

スイッチと関連部品の構成(パナソニックのコスモシリーズワイド21)

・スイッチ
・取付枠
・ハンドル(ボタンのこと)
・スイッチプレート
が必要です。

スイッチの数によって使用するハンドル(ボタン)が異なります。一式セットになった物もありますが、交換ヶ所が多い場合はバラで買った方が安いです。

スイッチと関連部品の品番(パナソニックのコスモシリーズワイド21)

・埋込片切(B)スイッチ(表示付) [WT5051]
・埋込3路(C)スイッチ(表示付) [WT5052]

・スイッチ金属取付枠 [WT37000]

・スイッチハンドル シングル(表示付ハンドル・ネーム付・ホワイト)[WT3031W]
・スイッチハンドル ダブル(表示付ハンドル・ネーム付・ホワイト)[WT3032W]
・スイッチハンドル トリプル(表示付ハンドル・ネーム付・ホワイト)[WT3033W]

・スクエアスイッチプレート(1連用)(ホワイト) [WT8101W]
・スクエアスイッチプレート(2連用)(ホワイト) [WT8102W]
・ラウンドスイッチプレート(1連用)(ホワイト) [WTC7101W]
・ラウンドスイッチプレート(2連用)(ホワイト) [WTC7102W]

浴室換気扇用タイマー付きスイッチ

浴室の換気扇が朝まで回っていることがあって無駄だなと思っていました。そこで、換気扇用タイマーが付いたスイッチがあったのでそれに交換してみました。ちょっと値段が高いですが、精神的には良いと思います(笑)

一式セットの品番[WTP53916WP]
スイッチプレート無し版[WTC53916W]

コンセント交換

2口コンセントは3口へ交換。

検電ドライバー(検電器)

コンセントを交換するときなどに、接地線が本当に白線なのかと不安なことがありますが、そんなときは検電器を使いましょう。接地線かどうかが一発で分かります。写真は近所のホームセンターで買った検電器(オーム電気 V-50)です。電池式で、非接地側に挿すとLEDと音で知らせてくれますが、電池が不要なタイプで十分だと思います。

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気付いたこと

スイッチとコンセントの交換作業をしていて気付いたことがあります。それは、結線がかなり適当であること。本当に資格を持った電気工事士が作業したのでしょうか。

例えば左側の写真が交換前の状態ですが、スイッチ裏から銅線が見えてしまっています。これは規定の長さよりかなり余分に被覆が剥いであることが原因でした。そしてアース線の結線部分、これは輪の向きがネジを締める方向と逆なので試験だと減点ですね。右側の写真が器具交換後です。被覆を規定の長さ剥ぎ、結線しました。わたり線は分かりやすい白と黒色に変更(電気工事士技能試験教材の廃材を利用)。

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