HIV検査を受けてみた

作成日:
検査日
検査日:2015年12月XX日(X)
検査項目:HIV検査(迅速検査)
きっかけ
生まれてこの方、一度もHIV検査を受けたことがなかったので、念のため受けてみようと思い立つ。それから一年ほどなんとなく過ごし、ようやく重たい腰を上げた。
保健所
HIV検査は病院でもお金を払えば検査できますが、保健所だと無料なので保健所で受けることにした。よくテレビでCMもやっている。地域によって実施日は異なりますが、平日だと毎月数回程度実施している様子。私の地域では休日や夜間の検査は半年に1度程度実施しているようでした。保健所にもよりますが、私が受けたところは平日だと事前予約が必要になり、休日、夜間実施だと予約無しで受けられます。
検査日はお近くの保健所のホームページに掲載されていると思いますので、そちらをご覧になるのが良いです。日程や人目が気になる場合は隣接地域の保健所を調べるのも手です。日本全国どこの保健所でも無料で受けられるはずです。
休日検査を受けよう
切羽詰まっている訳ではなく仕事を休むのも何だったので、休日検査を受けることにした。私が受けた保健所では休日検査は予約不要です。
検査を受けようと決めてからは、検査日が来るまで不思議と不安が増していきます。検査を受けようと決断するまでは何とも思わなくてもいざ決断すると、HIVに感染していたら人生設計を少し変更する必要があるかもしれないと思い、意識せざるを得ませんでした。HIVノイローゼと言う症状が少し理解できました。

検査当日
さてさて、期待(?)と不安を抱きながら当日を迎え、保健所に行きました。保健所に入ると受付けがあり、同じ空間が待合室を兼ねていました。奥の方は仕切りで仕切ってある場所もありある程度の配慮はしてありますが、見えるところだけで既に10人程度が待っていました。男女とも一人の方や、カップル、小さい子供連れまでが若い世代を中心に待っています。他の受検者と顔を合わせることになるので、顔を隠したい場合はマスクを着用すると良いでしょう。実際若い女性やカップルの女性側はマスク着用でした。ちなみに、男が一人では寂しいからと男友達と二人でいくと、そっち系なのでは?という目で見られると思います。
受付けでどの検査(HIVと性病とB型C型肝炎だったかな)をするか希望を訊かれ、受検番号札とアンケート用紙を受け取ります。もちろん住所氏名などの個人が特定できるような情報は訊かれません。アンケート用紙には受ける検査や性別、年代、受検動機や性交の有無、時期、特定の相手か、薬物投与などで注射針の使いまわしが無いか、などの質問が記載されています。答える答えないは自由だと思いますが、素直に書いておいた方が後の不安は解消されると思います。このアンケートは検査結果を医師(?)から伝え聞く際に参考資料として確認され、事象について丁寧に説明してもらえます。
また、アンケート用紙の裏はHIVについてのクイズがあり、待ち時間に○×で解答できるようになっています。
採血&検査結果
保健所に着いてから30分程度待ったころ、受検番号を呼ばれて検査室に入ります。採血担当は若い女性(医師?看護師?)でした。研修生(研修医)でしょうか。採血が終わると採血番号(検体番号)が記載された紙を貰います。今回、検査後30分程度で結果が出るHIVの迅速検査だけなので、待合室に戻り番号を呼ばれるのを待ちます。しばらくするとお呼びがかかり、個室に連れていかれます。そこで医師?から検査結果を聞きました。結果は「陰性」でした。結果がもたらす意味が重たいため、陰性と陽性、どっちがどういう意味だったかを慎重に思慮し、「陰性」は感染していないんだと再認識するのに数秒掛かりました。結果とアンケートに答えた事象、その他気になることを相談し、晴れ晴れとした気持ちで保険所を後にしました。

※ HIVの迅速検査以外(通常検査や性病検査等)も受ける場合は結果が出るのに二週間程度かかり、後日結果を訊きに行く必要があります。
※ HIV検査は感染の機会から3ヶ月以上経っている場合に結果が確定します。3ヶ月未満での検査は結果が不確定のため、3ヶ月経ってから再検査が必要になるということです。
まとめ
これまで一度もHIV検査を受けたことが無い方は、ぜひ受けられることをお勧めします。
検索サイトからこのページに来られた方、恐らくHIVについて関心や不安があると推察しますが、自分が安心するため、また、万が一感染している場合でもそれを広めないために検査されることをお勧めします。