ホーザンのVVFストリッパーでケーブル外皮を剥くと、写真のように芯線の被覆にも切れ込みが入ることがありました。これは良くないので次の方法で対処します。
外皮に切れ込みを入れるところまでは同じですが、皮を外すときに写真のように外す皮の上に刃を軽く当てた状態でスライドするようにしました。これにより芯線へのダメージは皆無となりました。
ポイントは剥ぎ取る皮がスライドする程度に『軽く』握るところです。
ここからはランプレセプタクルの結線ポイントです。
まずは約4cm外皮を剥ぎます。ランプレセプタクルの高さがほぼ4cmなので、そこを目安にしても良いです。
※ メーカーにより長さが若干異なる場合があります。
約4cm外皮を剥ぎます。
次に、先端から2cmのところで被覆を剥ぎます。
剥ぎました。
剥いだ部分で90度曲げます。
そして輪作りします。ホーザンのVVFストリッパーでは2本同時に輪作りできますが、確実にするため1本ずつやったほうが良いかもしれません。
※ 普通のペンチで輪作りする場合は方法が若干異なります。
ランプレセプタクルの下側からケーブルを通し、結線します。接地線(白色)を受金部分(外周部分)へネジ止めします。この時輪の方向が時計周りになるようにしなければなりません(ネジを締める方向と同じにする)。輪が逆向きになっている場合は捻って180度回転させます。
(余談)輪が半時計回りの方向だとネジを締めていくうちに輪が開いていく恐れがあるからだと思います(もっと柔らかい線で試すとよく分かります)。
完成です。ネジ部に被覆が噛んでいないこと、余分に剥きすぎていないことを確認します。
露出型コンセントも基本はランプレセプタクルと同じです。被覆を剥ぐ長さが異なるぐらいです。
※ メーカーにより長さが若干異なる場合があります。
約2.5cm外皮を剥ぎます。
先端から2cmのところで芯線の被覆を剥ぎ、輪作りします。
露出型コンセントの下側からケーブルを通し、結線します。このとき、露出型コンセントに接地線の取り付けを表す『W』の表示がある方に白線を結線します。
ケーブルは5cm程度外皮を剥いでおきます。
これも芯線の被覆がネジ部に巻き込まれないようにします。剥ぎすぎもダメですが、セパレータ(緑線のライン)から出なければ問題ないような情報がありました。