ヤマハのRTX1210を買ってRTX1200と入れ替えた!

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なぜ?
RTX1200の後継機種が発売されたということで、今使っているRTX810から乗り換えることにしました。個人で使うにはかなり高額なルーターなので購入を決断するまで数ヶ月悩みましたが、使用していなかったNECのIX2105を売却しその資金を元手にしたら何とかなりそうだったので決めました。
RTX810からconfigを移植
RTXシリーズはルーター間で設定ファイルを簡単にコピーできるということで、今回初めて試してみました。結果は、microSDカードを使って簡単に移植できました。移植の仕方はヤマハ公式サイト(外部メモリの利用)をご参照。

※コピーする方法は何通りかあるようなので、事前に良く調べてください。ここで紹介する方法は一例です。
■コピー元ルーターで操作
ルーターの内蔵フラッシュROMに保存されている設定ファイルを、'config.txt'というファイル名でmicroSDメモリカードにコピーする。
# copy config 0 sd1:config.txt
■コピー先ルーターで操作
※microSDカード内の設定ファイルを内蔵フラッシュROMへコピーする方法です。
設定ファイルをコピーしたmicroSDカードをコピー先ルーター(起動中)に差し込み、外部メモリボタンとDOWNLOADボタンを同時に3秒以上押下します。コピーが終わると自動的に再起動します。
※この機能はoperation external-memory download permitコマンドがonに設定されている時のみ有効です(初期値はon)。

再起動後、ネットボランチDNSだけが反映されていなかったため、次のコマンドを実行しました。
ホスト名の登録
# netvolante-dns hostname host pp (ホスト名)
ネットボランチ DNS サーバーへの手動更新
# netvolante-dns go pp (相手先情報番号)
ちなみに、ルーター起動前にmicroSDカードを差し込んだ場合は、SDカードの内容で起動するようです(この機能の初期値を変更していない場合)。
レビュー
第一印象は、おっ、Yahoo!の表示が前(RTX810)よりレスポンスがいい! という感じでした。とは言え、差はわずかなものです。具体的な根拠はありませんが、Webページの表示は体感的に RTX1210 >≒ IX2105 > RTX810 です。
拠点間VPN(IPsec)で対向ルーター(RTX1200)にpingを打ってみると、応答時間はRTX810が平均37msのところ、RTX1210では35msと僅かですが速くなっています。
また、RTX1210はGUIの管理画面がとても進化しています。これがかなり良いです。1つのWebページに好きなガジェット(リソース情報やトラフィック量、syslogなどなど)が表示でき、リアルタイムに更新されます。新たに追加されたLANマップも良くできていて、LANに繋がっている機器の表示やそれぞれにコメントを付けて管理(監視)することができます。
総じてRTX1210は、一度ルーターの設定してしまってあとは放置状態という使い方でなく、たまに状況のチェックなどをする場合、RTX810はもとよりRTX1200からでも買い換えをお勧めしたくなる機種です。