CentOS 6.2 で iTunesサーバー構築と他のネットワークからもライブラリ共有

2012.10.01 作成

環境
クライアント:
・iTunes 10.7(Windows7)

iTunesサーバー:
・CentOS 6.2
・mt-daapd(FireFly) …iTunes 10.5で起こるパッチも適用する

mt-daapd自体のインストールはこちらを参考にしました。
iTunes 10.5で起こる問題対策でパッチを適用
mt-daapdをコンパイルする前に適用する。既にコンパイルしてしまった場合は再コンパイルする。
★パッチ適用ディレクトリに移動
# cd mt-daapd-svn-1696/src/plugins
★パッチファイルダウンロード
# wget http://www.zero-factorial.com/coding/21_itunes10.5.dpatch
★パッチ適用
# patch < 21_itunes10.5.dpatch
●再コンパイルする場合
★サービス停止
# /etc/rc.d/init.d/mt-daapd stop
★mt-daapd-svn-1696ディレクトリに移動
# cd mt-daapd-svn-1696
★アンインストール
# make uninstall
★configure
# ./configure --enable-sqlite3
# make clean
★コンパイルする
# make
★インストールする(配置)
# make install
★サービス起動
# /etc/rc.d/init.d/mt-daapd start

★ちなみに自動起動設定
# chkconfig mt-daapd on
参考リンク:iTunes10.5とmt-daapd(FireFly)の問題が解決した!
共有リストに表示されても音楽がゼロ
【/usr/local/etc/mt-daapd.conf】の『mp3_dir = 』で指定しているディレクトリにmp3ファイルがあるのに共有リストに表示されないし、Webブラウザで管理画面(http://(iTunesサーバーIP):3689)を見てScanしても音楽ファイルがゼロだったのでネット検索…。
指定ディレクトリのパーミッションを全てありありにしてもアクセスできず、悩んでいたところ次の方法を発見。
【/usr/local/etc/mt-daapd.conf】の『runas』部分をrootに変更する。
runas mt-daapd
↓
runas root


ちなみに『mp3_dir = 』のパスは日本語を含めたものでもOKだった。例:【mp3_dir = /home/xxx/バックアップ/★音楽★】

参考リンク:mt-daapdで音楽をDAAP共有してiTunesサーバー化!!
RendezvousProxy のインストール(他のネットワークから接続する場合)
違うネットワークにある iTunesサーバーを共有リストに表示させるために RendezvousProxy というソフトを使います。RendezvousProxy: DownloadからWindows用のものをダウンロードし、インストール(Java実行環境が必要)。

設定方法:
※設定する場合は管理者権限で実行しないと一度終了したら設定が消える(?)
【IP Address】→ 接続先ホスト(iTunesサーバー)のIPアドレス
【Port】→ 3689
【Host Label】→ 何でも良いらしいのでhomeとした。
【Service Text】→ 何か入力しないと共有できなかった!のでhomeとした。
【Service Type】→『daap. tcp.(iTunes Host)』を選択
最後に【Add】ボタンで登録する。

参考リンク:
セグメントを越えてiTunesのプレイリストを共有する
iTunes をアップデートしたら mt-daapd + RendezvousProxy + ssh がうまくいかなくなった