サーバーに格納されたメールを表示する

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概要
メールサーバーのメールボックスに保存されているメールをコンソール(SSHなど)から見る方法のメモ。
環境は CentOS7、postfix、メール保存はMaildir形式です。
方法
まず、Maildir形式のため、メールサーバーが受け取った未読メールは /home/ユーザー名/Maildir/ 配下に格納される。

未読メール:/home/ユーザー名/Maildir/new
既読メール:/home/ユーザー名/Maildir/cur
配送中メール:/home/ユーザー名/Maildir/tmp

ここに受信した日時でメールが溜まっている。
そして中身を見たいメールを catコマンドで表示する(cpコマンドで/tmp等にコピーした方が安全かも?)。
メールの内容をそのまま表示すると恐らく文字化けするので、文字コードを変換するnkfコマンドを付けて文字コードを変換して表示する。
※ nkf=Network Kanji Filter の略らしく、あの富士通の社員さんが開発された模様(https://ja.wikipedia.org/wiki/Network_Kanji_Filter)。
■あるサーバーで未読メールを見るサンプル■

未読メール格納ディレクトリへ移動
# cd /home/sukejob/Maildir/new/

ファイル一覧表示
# ls -l

-rw------- 1 sukejob sukejob 2322 10月 16 18:15 1508145347.Vfd01I2297de3M612199.mail.sukejob.com

メールの文字コードを変換して表示する
# cat 1508145347.Vfd01I2297de3M612199.ns.computerservice.co.jp | nkf -w

※ -w は UTF-8 へ変換するの意

※ メールの文字コードを自動判定する
# cat 1508145347.Vfd01I2297de3M612199.ns.computerservice.co.jp | nkf -g

ただ、コマンド履歴(historyなど)にコマンドが残ってしまうので、やばいこと(ってなんだ)をやっている場合はそれらの足跡を何とかしましょう…