RHEL 6.4 / CentOS 6.4 KVM ゲストイメージの移動方法

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手順
KVMのゲストOSを格納している場所のパーティション容量が切迫していたので、同一物理マシンの別パーティションへ移動させてみる。
ゲストOSのイメージを同一マシン上で移動させる場合は、ゲストOSイメージの移動とその設定ファイルの修正が必要となる。

ゲストOSイメージ名:flower.img
移動元:/var/lib/libvirt/images/
移動先:/home/admin/KVM_images/
移動先ストレージの作成方法はこちら

★ まずは該当ゲストOSを停止させておく。

★ ゲストOSイメージ格納ディレクトリに移動
# cd /var/lib/libvirt/images/	★← 【default】の場合
★ 念のためゲストOSイメージをどこかへバックアップしておく
# cp flower.img /tmp/
★ ゲストOSイメージを移動先へ移動(コピーでも可)する
# mv flower.img /home/admin/KVM_images/

★ ゲストOSイメージの設定ファイル格納ディレクトリに移動。
# cd /etc/libvirt/qemu/
★ 一応バックアップを取る。
# cp flower.xml /tmp/
★ 編集する。
# vi flower.xml
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<source file='/home/admin/KVM_images/flower.img'/>	★ ←source file の値をイメージの移動先に変更する
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★ 設定の変更を KVM仮想マシンに反映
# virsh define /etc/libvirt/qemu/flower.xml
以上。
ただし、移動先によってはゲストOSが起動できない場合があった。エラーメッセージとしてパーミッションがどうとかと表示されたので、移動先のゲストOSイメージの権限や所有者を変更してみたりしたがどうにもならない場合もあった。この場合は移動を諦めて元の場所に戻して起動させた。