自宅の絶縁抵抗を測ってみた
- 日置電機の絶縁抵抗計で絶縁抵抗を測るぞ
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絶縁抵抗計（HIOKI の IR4051-11）を買ったので、自宅の絶縁抵抗を測ってみました。
※ かいつまんで記事にしているので測定方法等は参考程度に留めてください。
- 分電盤にアース端子がある場合
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分電盤にアース端子があり、適切にアースが取られている場合は絶縁抵抗計のEARTH側リード棒をアース端子に接続します。
- 分電盤にアース端子が無い場合
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分電盤にアース端子が無い場合は、EARTH側リード棒を主幹ブレーカー一次側の接地側電線に接続します（単相２線式、単相３線式の場合）。接地側電線は一般的に白色だと思われますが、検電器で確認すべしです。
- ブレーカーはOFF
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絶縁抵抗はブレーカーがOFFの状態で測定する必要があるため、ブレーカーをOFFにします。
- 測定パターン
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全回路の値を測定する場合は、主幹ブレーカーはOFF、全ての子ブレーカーをONにし、主幹ブレーカーの二次側（単相２線式なら順番に２線とも、３線式なら順番に３本とも）に絶縁抵抗計のLINE側リード棒を当てます。このとき測定値が悪い場合は、子ブレーカーを1つずつOFFにして測定していきます。ある子ブレーカーをOFFにしたとき急激に値が回復した場合は、その回路の絶縁状態が悪いと判断できます。
子ブレーカー配下の各回路を測定する場合は、該当の子ブレーカーをOFFにし、絶縁抵抗計のLINE側リード棒を子ブレーカーの二次側の接地、非接地と順に当て測定します。
←の写真は子ブレーカーの二次側（非接地側）に当てているの図（※ 参考写真のため配線していません）。
- 測定してみる
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今回、100V回路はパソコンを含む電気製品をコンセントに刺した状態で測定するため、125Vの設定で測定しました。パソコンなどをコンセントに繋いだまま250Vや500Vで測定すると破損させる恐れがあります。
125Vの設定で絶縁状態が良いと←の写真のように250MΩ以上というように表示されます。
- 異常発見
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ある回路で極端に低い値（0.554MΩ）になりました。絶縁抵抗計も警告音と赤色LEDで異常を伝えています（この絶縁抵抗計は閾値の変更ができます）。
規定では対地電圧150V以下では0.1MΩ以上あれば良いことになっているため、規定上は良いことになりますが、原因を探ってみます。
- 怪しい換気扇
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普段使用していない部屋の古い換気扇がコンセントに刺さっていました（写真では抜いてあります）。
- コンセントも...
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これが怪しいと感じ、コンセントを抜いてみました。付け根は腐食しています。
- 再測定
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そして絶縁抵抗を再測定してみたところ、３MΩ程度に上がりました。この換気扇はもう電源が取れないように電源ケーブルを切断しておきました。まだ低いように思いますが、今回はこれで良しとします。
- おまけ
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分電盤のアース端子部分をよく見てみると、アース線の被覆が剥けて銅線が見えているものがありました( ﾟДﾟ) これは昨年エアコンの新設時に200Vの専用線を自分で分電盤まで配線したケーブルです。分電盤が古く、空きもなかったかったため、同時期に電気工事業者に分電盤の交換を依頼し、交換ついでに分電盤まで配線した専用線の接続もお願いしました。つまり、電気工事業者が分電盤へ接続するとき、VVFケーブルを裂こうとカッターか何かを使ったときに誤って被覆を削ったものと思われます。怖い怖い。適切に処理して配線し直しておきました。
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