鉈の壁掛け金具作成
- 完成図
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いきなり完成写真ですが、鉈を壁に掛ける金具(アイアンステー?)を溶接して作成しました。
市販品でそれらしいものを探していましたが、いまいち良い物がなかったため自作を決意しました。溶接機(スズキッドのImax120)を買った理由の8割はこれを作りたかったからです。
材料は板厚3㎜×幅32㎜の平鋼(フラットバー)と9mmの鉄丸棒です。
- YouTube
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製作風景を動画にしてみました。
- 鉄丸棒を曲げる治具
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鉄丸棒を曲げるために鉄筋曲板と鉄筋曲げハンドル(ともに10㎜用)を購入しました。
鉄筋曲板は適当な固定場所がなかったため、暫定的に木の切り株に固定して使いました。
小山刃物製作所小山刃物製作所 - 鉄丸棒を曲げる その1
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鉄丸棒をまずは90度曲げます。ここは鉈が滑り落ちないようにするストッパー部分になります。
- 鉄丸棒を曲げる その2
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鉄丸棒をさらに曲げます。ここも90度です。ここは重要なポイントです。最初に曲げた部分が25度くらいの角度になるように曲げます。
"鉄丸棒を曲げる" その1とその2の間の直線部分が鉈を吊る部分になります。
- 鉄丸棒を曲げる その3
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3回目の曲げです。ここも90度です。ここは"その2"で曲げた面と水平に曲げます。ここが平鋼と溶接する面になります。
- 切り出し
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曲げの作業が終わったら、ディスクグラインダーで鉄丸棒を切断します。
- 複製
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今回4個分作りました。
平鋼は板厚3㎜×幅32㎜のものを長さ50㎜で切断しています。
- ディスクグラインダーを新調
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今まで使っていたディスクグラインダーは10年以上前に買ったマイナーメーカーのブラシ式でしたが、この度新調しました。
機種は日立工機のG10BYEです。この機種を選択した最大の理由はブレーキ機能を搭載している点です。女性や子ども(?)が使うことも想定して安全を優先しました。回転数が調整できる機種もありましたが日立工機ではコード式でブレーキと回転数調整両方の機能を持った機種が無かったため、回転数調整機能は諦めました。バッテリー式の場合は両方の機能を持った機種が存在しますが、高価なので諦めました。また、100V用と200V用がありますが、100Vの方がいろんな場所で使えるので100Vを選択しました。この機種はブラシレスモーターなので面倒なブラシ交換が必要ありません。
HiKOKI(ハイコーキ) - 塗装
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溶接途中の写真が無いのでいきなり黒染め塗装後の写真です。しかも鉄丸棒の形状がこれまでと違うバージョン(第一号)です。。
ちなみに、使用した溶接棒は2Φで200V出力電流65~70A程度です。
スター電器製造(SUZUKID)スターロード - 完成
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完成です。
- 壁に取り付け
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壁に取り付けてみました。一番左は第一号です。今回は残りの4つを作成しました。今回作成した形状の方が鉄丸棒の曲げが簡単です。
平鋼のビス穴は4㎜で開けています。ビス自体は径3.5㎜です。
自画自賛ですが、なかなか良い感じです。
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