スチール チェンソー MS261C-M を買った

更新日:
作成日:2016年4月10日
カタログ仕様

排気量:50.2cm3 出力:3kW 質量:4.9kg
燃料タンク容量:500cc オイルタンク容量:270cc
点火プラグ:NGK BPMR7A
推奨ガイドバー:45cm
ソーチェーン:.325" ラピッドマイクロ(RM)
メーカー小売価格:RM,ガイドバー45cmで\126,800(税別)
購入価格:PS3,ガイドバー40cmと補修部品セットのキャンペーン価格で\110,700(税別)

2016年春のマイナーチェンジ後のモデルです。前のモデルより300g軽くなり、出力も僅かに向上しているようです。後述しますが、ガイドバー、ソーチェンはカスタマイズしました。

この写真は40cmガイドバーを装着しています。

購入理由

今まで小径木の伐採から玉切りまでを主にタナカの330A(33㏄)でやっていましたが、20年くらい前からのモデルであるため、燃費が悪いこととチェンブレーキが付いていないことを不満に思っていました。そのため小排気量のスチールのMS150TC-Eを代わりに使うようになっていました。これはこれでガイドバーも短いし(25㎝)パワーもそこまでないため、35㏄前後のチェンソーの新調を考えていました。(とは言うものの、MS150TC-Eは庭木の剪定から樹上の枝打ち、小径木の伐採、玉切りまで意外とオールマイティーにこなしてくれます)

メーカーはスチール一択と決めているので、本命はMS201C-M、場合によってはMS241C-Mでした。現物を見にスチールショップに行き、MS261C-Mを含め、この3機種を持ち比べしてみたところ、201はさすがに軽い!、40cmガイドバーの241はちょうど良いサイズ感と重さ、261は45cmガイドバーということもあってちょっとデカい&重たいという印象でした(MC前の300g重たい261も持ちましたが、これはさらに重く感じた)。その日は帰宅して一考。いや熟考。35ccクラスはタナカを持っているけど、たまにパワー不足を感じることもあるため、せっかく買うなら241か261でも良いんじゃないかと考え、将来中径木と丸太の縦挽きにも対応できるように261に決めました。ただ、標準のガイドバー45cmでは長いため、もう少し短いものにしようと思いました。

ガイドバー

ガイドバーは標準の45cmではなく、40cmにしました。45cmは使う機会が少ないことと、取り回し、軽量化を考えてのことです。お店の方の話では、林業本職の方はこのモデルのチェンソーだと50cmを選択されるようです。

40cm 3/8P1.3 部品番号 3003-000-6313、価格11,200円(税抜)

ソーチェン

ソーチェンはお店の方と相談した結果、標準の .325" ラピッドマイクロ(RM)ではなく、3/8"P ピコスーパー3(PS3)にしました。.325(1.6mm)より3/8"P(1.3㎜)の方が軽量かつ切削速度が向上するチゼル刃(角刃)が使えるためです。

チゼル刃にはピコスーパー(PS)とピコスーパー3(PS3)の2種類があるようで、その違いはドライブリンクに突起があるかないかということでした。ピコスーパー3(PS3)の方にはこの突起があり、突起の無いピコスーパー(PS)と比べると切削速度は僅かに落ちるが、その分キックバックしにくいという特徴があるようです。少しでも安全に使えるよう、突起のあるピコスーパー3(PS3)を選択しました。

おまけ部品

キャンペーン中のため、予備部品(防振スプリング3点、ハンドル、エアクリーナー、チェンキャッチャー、ソーチェン、ガイドバー)もおまけで付いてきました。

シャープニングセット

3/8"P用のシャープニングセットも購入。

ヤスリサイズ 4.0mm
部品番号 5605-007-1207、価格3,000円(税別)

使ってみた感想

早速山で使ってみました。まず、ガイドバーを短くした効果もあるのか、移動中の重さはあまり気になりませんでした。 慣らし運転中のため、直径10cm以下の細い雑木を伐採する程度でしたが、チェンソーを横に向ける動作、腕を伸ばして木に当てる際に重さを感じる程度でした。 フルスロットルにはしていませんが、切削速度も速そうです。しばらく使ってみて、どうしても重さが気になるようなら、MS201C-Mの追加を検討してみます。といっても、高価な物なのでホイホイとは買えませんが...

追記

慣らし後は40cmガイドバーとチゼル刃のお蔭か切削速度が速くてとても良いです。ただ、長時間山の中で使っていると重さが効いてくるので、小径木の伐採用に軽量のMS201C-Mが欲しくなりました…。

チェンソー製材

スモールログミル(G777)を使ったチェンソー製材をやってみたところ、特段の苦も無く製材できました。エンジンパワーが必要な用途には適任です。

※ これより小さい排気量のチェンソーで製材したことがないので比較はできませんが...。


樵の蝋燭

樵の蝋燭も作ってみました。こちらも小径木だと特段のストレスなく切れます。

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