第二種電気工事士試験 ケーブル長のポイント

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サンプル

アウトレットボックスから連用取付枠までが15cmと指定されている場合を想定します。

基本的に器具の中央から器具の中央までを指定された長さにしなければなりません。写真の場合、アウトレットボックスの中央から連用取付枠の中央までの距離が15cmになるようにします。

※ アウトレットボックスにPF管と金属管がついていますが、気にしないでください。

まずは連用取付枠側から

まずは連用取付枠側から結線していきます。

連用取付枠の長さを目安に外皮を剥ぎます。

※ メジャーは参考までに

外皮を剥ぐ

外皮を剥いだ状態です。

コンセントに結線

コンセントに記されている規定の長さの芯線を出し、結線します。

※ 白線(接地側)はW表示のある穴に挿します。

わたり線作成1

今回の場合連用取付枠にコンセントが2つあるため、わたり線を作って結線します。

わたり線はVVFケーブルを連用取付枠の長さを目安にカットし、外皮を剥ぎます。ホーザンのVVFストリッパーを使っている場合は、先端の輪作りする部分で芯線を押し出せるので時間短縮になります。

わたり線作成2

そしてコンセントに記されている規定の長さの芯線を両端から出します。

わたり線を結線

今回作ったわたり線を結線します。

(余談)写真では右側が接地極付きコンセントで、このメーカー(東芝)の物は非接地線と接地線の穴が隣接していて、対向側の2つの穴がアース線(緑色)接続になっています。

ケーブル長を計算

さて、連用取付枠側の配線が終わったのでアウトレットボックスまでの配線に移ります。

今回は連用取付枠からアウトレットボックスまでのケーブル長を15cmとしなければいけません。そこでまずは、連用取付枠の中央を始点として15cm測り、VVFケーブルに爪で軽く印をつけます。さらに、ここからアウトレットボックス内での結線用に10cm余分にとり、カットします。

※ 規定の15cm+結線用の10cm=25cmでカット。

ケーブルをカット

カットしました。

外皮を剥ぐ

そして、結線用にとった10cmの部分の外皮を剥ぎます。

90度曲げる

外皮を剥いだら90度曲げておきます。

先端の被覆を2cm剥ぐ

90度曲げたら、アウトレットボックス側先端の被覆を2cm剥いでおきます(リングスリーブや差込型コネクタの結線用となります)。

完成

先端をアウトレットボックスに通します。

アウトレットボックスの中央から連用取付枠の中央までが今回目指す15cmとなりました。

あとは他の配線と、指定された方法(リングスリーブなり差込型コネクタ)で結線します。

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