カプチーノのタービンブローと交換

スポンサーリンク

さてさて、以前投稿した↓の記事、カプチーノのブースト圧が漏れてブーストが掛からない問題の続報です。

今回の現象ではブーストを掛けようとすると常にピーピーと大きな音(まさに笛吹音)が発生していて、発生源の特定は容易でした。停車状態で空ぶかしし、エンジンルームで耳を澄ますとタービンの真上が一番音が大きかったです。これはもうタービンだろうとあたりを付け、交換することを決意しました。タービンのシャフトにエンジンオイルがまわっていないのでしょうか…。実はこの点検の際に発生源を特定しようと空ぶかししまっくったのですが、その後運転していると突然音が無くなりブーストもかかるようになりました。直ったようにも感じますが、ブーストが掛かったときの音が不安定で近いうちに壊れそうな気配モリモリです。空ぶかししていたのでオイル通路の詰まりものが取れてオイルが流れるようになったのでしょうか???

とは言えこのまま乗り続けるのは不安しかないのでタービン交換計画は続行することにしました。症状が出ているときはブーストもかからないので負圧の範囲で負荷を掛けずに運転していました。

スポンサーリンク

リビルトタービン

実はこんなこともあろうかと事前に中古のリビルトタービンを入手していました。中古と言っても使用期間が僅からしい極上品(?)です。

とは言え中古なので実際のところは分かりませんが…

中古のリビルト(らしい)タービン
オイルドレンのガスケットとボルトは新品に交換。
ウォーターパイプは若干サビが出ていたのでサビキラープロ+鉄用艶消し黒で塗装。

これでタービン側の用意は整いました。ほかに各部ガスケットに取り付けボルト、ホース等をモノタロウで沢山購入しました(4万円近くかかったような…)。

タービン交換作業

作業は今回も友人がいる車屋さんで共同作業しました。友人あざっす。

エアコン撤去

このカプチーノは車両購入時からエアコンが効かず、いつか直そうと思いかれこれ17年…今後もこのまま放置な気がするので、作業性(整備性)を上げるためにタービン交換のタイミングでエアコン関係部品を撤去することにしました。夏の日中はとても乗れたものではありませんが…。

エアコンのコンプレッサーが無いとタービンを前(?)または上(?)から取り出せるというような情報もありました。

エアコン関連部品とエアクリを取り外した場面。

タービンからオイル漏れ?

インテークパイプを外すと、タービンのコンプレッサーハウジングにエンジンオイルが溜まっていました。よく見ると冷却水も混ざっている(?)この車はエンジンオイルの消費がわりと激しく、半年に一回の割合で500㏄程度継ぎ足してきました。また、タービン以降のインテークパイプ内に多量のエンジンオイルが付着していました。エンジン内で燃えたというよりはタービンから漏れていたことが原因だったのかもしれません。今後エンジンオイルが減らなければタービンからの漏れが主な要因だったと言えそうです。

タービンのコンプレッサーハウジングにエンジンオイルらしき液体が溜まっている…

車体下からの主な作業

  • 冷却水を抜く
  • フロントパイプ下のアンダーパネル取り外し
  • 触媒-フロントパイプ切り離し
  • タービン-オイルパンのドレンホース取り外し
  • 触媒-エンジンマウント間の三角ステー取り外し(助手席フロントタイヤを外して)
エキマニ上部の遮熱版とタービンのウォーターホース2本を外したところ。エキマニを外す場合でもエキマニ側面の遮熱版は外す必要無し。

エキマニとタービン一式の摘出

今回、タービン-アウトレットパイプ-触媒を合体させたままエンジンルームの上から取り出しました。手順は少し変わった方法だとは思いますが、まずは↑の「車体下からの作業」をしてタービン一式の下側をフリーにしておきました。次にエンジンルーム上からの作業で、アウトレットパイプのO2センサーを外し、タービン上部のオイルパイプのユニオンボルトを外し、エキマニ上の3本のボルトを外してタービン一式(タービン-アウトレット-触媒)をフリーにしてエンジンマウント上にやさしく置いておきました。そしてオイル漏れで有名なエキマニのスタッドボルトも交換しておきたかったので、エキマニをエンジンから外しました。エキマニは4本のボルトナットで固定されていて、両端がナットで内側の2本が六角穴付きボルト(!)になっています。6mmのヘキサゴンソケットが必要になります。エキマニが外れると十分なスペースができたのでタービン一式をエンジンルームの上から摘出しました(それでも少し知恵の輪します)。

この方法はエアコンのコンプレッサーと配管があるともしかしたらできないかも(?)

カプチーノのF6Aエンジンはエキマニのスタッドボルト2本がエンジン内に貫通しているため、スタッドボルトのシール剤が劣化してくるとエンジンオイルが漏れるのが定番らしいですね。

エキマニ取り付け面は友人がオイルストーンで均してくれました。あざっす。

エキマニやタービンを撤去してエキマニのスタッドボルトを純正新品(シール剤付き)に交換したの図。

エキマニの六角穴付きボルトについて

エキマニとエンジン間には六角穴付きボルトが2本使用されていますが、それぞれ長さが違い、車体後方に使うボルトの方が長く、シール剤も塗布されています(エンジン内部に貫通している模様)。で、この後方側の長くてシール剤が塗布されているボルトはまだ純正部品が出ますが、前方側の短い方は廃盤(?)のようです。長い方は純正新品を取りましたが、短い方もどんな状態か分からないのでモノタロウで汎用品を購入しておきました。サイズはM8×20です。高温になる部分なので汎用ボルトで良いんだろうかと思うところではありますが、ほかに手がないので物は試しです。一応「12.9T 焼入」の表記があるので強そうではあります(モノタロウ注文コード:18600365)。備忘録でモノタロウボルトをリンクしておきます↓。

六角穴付きボルト・キャップスクリュー(12.9T焼入) 1個 Modes 【通販モノタロウ】
六角穴付きボルト・キャップスクリュー(12.9T焼入) 1個 Modes 18600365 などがお買得価格で購入できるモノタロウは取扱商品2,830万点、3,500円以上のご注文で配送料無料になる通販サイトです。
エキマニの六角穴付きボルトの比較。左:(前側の)外したボルト,中央:(前側の)モノタロウの汎用ボルト,右:(後側の)外したボルト。
左:モノタロウの汎用ボルト,右:取り外したボルト(多分純正)

今回使うことはありませんでしたが、シール剤が必要になる場面(新品スタッドボルトの入れ直し等)が出てくるかもしれないと念のためシール剤(パーマテックス製)も用意していました。耐熱温度が足りなそうな気がするので効果が持続するかは不明です…。

取り付け

タービンをリビルト品に付け替え、取り外したときと逆の手順で車に取り付けました。排気側のボルトナットとO2センサーのネジ部には焼き付きとカジリ防止のためカッパーグリス(コパスリップ)を塗布しておきました

タービンアウトレットパイプの隠れボルト

タービン一式を摘出した際にタービンアウトレットパイプの遮熱版の一部をグラインダーでカットしました。もし車載状態でタービンとタービンアウトレットパイプを切り離す場合、一か所アウトレットパイプの遮熱板に隠れたボルトがあり、ここに工具がアクセスし辛いという情報があったためです(カット作業をしてくれた友人あざっす)。

ちなみにアウトレットパイプの遮熱板を外す場合は触媒との連結ボルト等を外す必要がありますが、ボルト頭の角が無くなっているし固着も酷そうでなるべく外したくはないです…。さらにアウトレットパイプと触媒間のガスケットは廃盤ぽいです…。

車体から摘出した際に赤丸部分の遮熱版をグラインダーでカット。エアコン配管も無いのでこの状態でストレートメガネレンチが使えます!

交換した純正部品

交換した部品一覧(2026年1月に全てモノタロウで購入)

タービンのインテーク周りの部品

  • 13955-56F00 (186円) ×1 インテークパイプ-タービン間ガスケット
  • 13965-56F00 (186円) ×1 タービン-エアアウトレット間ガスケット

タービンのウォーターパイプ周りの部品

  • 09352-90141-600 (2,088円) ×1 タービンに繋がる2本の冷却水ホース(9×14×600,必要数220mmと180mm)
  • 09401-13417 (131円) ×4 ↑のホース用クリップ

タービンのオイル通路周りの部品

  • 13945-70G50 (747円) ×1 オイルドレーンガスケット
  • 01550-0612B (64円) ×2 オイルドレーンパイプボルト
  • 13946-80F00 (9,678円) ×1 オイルドレーンホース(約1万円!)
  • 09401-20406 (164円) ×2 オイルドレーンホースのクリップ
  • 09360-10031-XC0 (956円) ×1 オイルパイプ(IN側)のエンジン側ユニオンボルト
  • 09161-10009 (89円) ×2 オイルパイプ(IN側)のエンジン側ユニオンボルト用ガスケット(10×15×1.5)
  • 13948-85560 (450円) ×1 オイルパイプ(IN側)のタービン側ユニオンボルト
  • 09168-08016 (97円) ×2 オイルパイプ(IN側)のタービン側ユニオンボルト用ガスケット(8.2×14×1)

ちなみにオイルパイプ自体(13930-73B5V)はモノタロウでは取り扱い終了になっている(廃盤?)。

エンジン-エキマニ間の部品

  • 09106-08022 ×1 (前側)六角穴付きボルト(シール剤無) 廃盤 → モノタロウ汎用M8×20(モノタロウ注文コード:18600365)
  • 14118-73G01 (1,648円) ×1 (後側)六角穴付きボルト(シール剤付き)
  • 14119-81402 (187円) ×2 スタッドボルト(シール剤付き)
  • 09159-08056 (97円) ×2 スタッドボルト用ナット
  • 14141-54A50 (6,598円) ×1 エキマニ-エンジン間ガスケット
  • 09103-06168 (131円) ×3 エキマニ上部の遮熱板ボルト

エキマニ-タービン間の部品

  • 14181-54A51 (3,958円) ×1 エキマニ-タービン間ガスケット
  • 14119-54A50 (2,198円) ×2 エキマニ-タービン間ボルト(長い方)
  • 09103-08118 (1,318円) ×1 エキマニ-タービン間ボルト(短い方,8×35)

タービン-タービンアウトレットパイプ間の部品

  • 14182-85551 (879円) ×1 タービン-アウトレットパイプ間ガスケット
  • 09103-08120 (2,198円) ×2 タービン-アウトレットパイプ間ボルト(長い方,8×51)
  • 09103-08118 (1,318円) ×2 タービン-アウトレットパイプ間ボルト(短い方,8×35)

触媒の部品

  • 01550-0816B (73円) ×3 触媒-エンジンマウント間三角ステーのボルト
左の赤丸:オイルラインのエンジン側ユニオンボルト,右の赤丸:エキマニのスタッドボルトとナット。さらにタービンとアウトレット間等部品が出るボルトナットガスケットは全て新品!(お金が…)
タービンのオイルラインのユニオンボルト。
タービンに繋がるウォーターホース2本とオイルドレーンホースも新品!(オイルドレーンホースは約1万円! 高い!)
触媒の三角ステーのボルト3本も新品!

不具合タービンの状態

取り外したタービンの状態を見てみます。

取り外した純正タービン。
羽が2枚欠けている。
コンプレッサーハウジングの中にオイルが溜まっている。
排気側は異常無さそう。

ブレードが2枚欠けていてハウジングにエンジンオイルと思われる液体が溜まっています。シャフトのガタはそれほど無いように感じました。

異物を吸い込んだのか、エンジン内の圧が上がってオイルが漏れたのか、はたまはシャフトに傷が付いたのか?等々素人には原因を特定することが難しいところではあります…。気が向いたらタービンを分解してみるかもしれません。

ブレードの破片はインタークーラー辺りで引っ掛かっているのでしょうか。エンジンまで辿り着かないと良いのですが…。

とりあえず、タービンを交換して症状は無くなりました! エンジンオイルの消費も改善してくれるといいな…。

タービン交換後のメンテナス。

コメント

タイトルとURLをコピーしました